令和4年3月24日 開業記念日

平素より いすみ鉄道をご愛顧賜りまして、誠にありがとうございます。

弊社は国鉄木原線よりいすみ鉄道として開業し、令和4年3月24日で34年目の開業記念日を迎えました。これもひとえに地域住民の皆様そしていすみ鉄道を支えて頂いた社員、支援者、ファンの皆様のおかげであり、深く感謝申し上げます。

コロナの影響が今後どうなるかわかりませんが、社員一丸となってもっと「素敵ないすみ鉄道」と言われる環境を作り出したいと思います。今一度、安全と安定を確保し、鉄道輸送、鉄道の旅をどう演出するのか、そしてこれからの鉄道会社はどうあるべきかを真剣に考え、地域自治体と一丸となって次世代の第三セクターとして存在出来るように立ち向かっていきたいと思います。

先代社長は「ここには、なにもないがあります」という名言を残しました。

引き継いだ私は、この地域には「何もないから出来ることだらけであり、ここには人間の本質である澄み切った心を整えるリセットボタンがある」と感じています。それゆえに心を取り戻すために、みんな何度も訪れて日常を見直す小さな旅・小さな鉄道がここにはあるのです。

菜の花の花言葉は「快活な愛」「小さな幸せ」「快活」「活発」「元気いっぱい」「豊かさ、財産」です。小さな幸せを一つずつ増やしていき、大きな豊かさに繋げていきたいと思います。

さらにこの地域は働き方改革の追い風もあり、心豊かに生活しようという移住者も増えております。そう言った意味ではこの地域、このいすみ鉄道には地方創生という名の下、沢山の企業、地域住民、移住者との連携を行い、まだまだ打つ手があると感じております。

これからのいすみ鉄道は、地域の皆様に情熱を持って打ち解けていき、お互い理解しながら手を取り合って巻込み・繋がり、長く寄り添える存在でありたい。そして新しい公共交通の形を考え、持続可能な地方鉄道を提供できるように努力し続けて参りたいと思います。

そして、乗るだけの公共交通ではなく、どのような立場であろうと繋がりを大切にして豊かな地方の取り組みを一緒に考えられる存在<公共交流>になり、一歩ずつ歩んで参りたいと考えております。
私は、キーワードとして「イスミライ」というロゴを作りました。過疎地域の中でもイスミライという文字には、人・人・人という字が刻まれ、みんなで助け合っていける地域づくり、地域のシンボルになれるように努力したいと思います。

これからもどうぞ末永くいすみ鉄道を一緒に愛して頂きますようによろしくお願いいたします。 最後に残れる鉄道、残せる愛ある鉄道(Isumi Rail=IRアイアール)に育てて行きたいと思います。

いすみ鉄道株式会社
代表取締役社長 古竹 孝一

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