今回は、高校卒業後新卒でいすみ鉄道に入社し、現在は運転士独り立ちに向けて研修中の松木さんにインタビューを行いました。鉄道会社での仕事のイメージを大きく覆されたという松木さんに、入社当初の様子や、運転士の資格試験について、仕事のやりがいや今後の目標などについて伺いました。
いすみ鉄道への就職を検討されている方は、ぜひ松木さんの話を参考に、いすみ鉄道での仕事についてイメージを膨らませてみてください。
プロフィール
松木 聖さん|いすみ鉄道株式会社 運輸課
2022年4月 新卒入社
2022年4月、運輸科のある高等学校を卒業後、新卒でいすみ鉄道に入社。
2024年6月に運転士の免許を取得し、現在は独り立ちを目指して運転士としての知識や経験、
接客スキルを身につけるため研修に励んでいる。
会社見学で感じた温かい社風に惹かれて入社を決意

――いすみ鉄道に入社した理由を教えてください。
いすみ鉄道を志望したきっかけは、鉄道学校の恩師からの紹介でした。
当時、複数の鉄道会社への就職活動を行っていましたが、なかなかご縁に恵まれず、途方に暮れていたところ、いすみ鉄道という存在を知ったんです。大多喜という地名も、いすみ鉄道自体も、それまで全く耳にしたことがなく、正直なところ「どのような会社なのだろう」と、強い興味を抱きました。
そこで、運よく開催されていた会社見学会に参加し、初めて大多喜を訪れました。見学会を通して、いすみ鉄道が持つ温かい社風を強く感じましたね。特に、部署間の壁がなく、社員同士が協力し合いながら仕事に取り組んでいる様子に感銘を受けました。それが、いすみ鉄道への最初の印象です。
その後、社長との面談の機会を得て、社長の熱い想いを直接伺いました。もともとローカル線に強い関心を持っていたこともあり、社長のお話に共感し、いすみ鉄道の活性化に貢献したいという気持ちが芽生えたのを覚えています。
社長に声をかけていただき、本当によかったと感じています。
人生最高の瞬間! 運転士試験合格の喜び
――現在担当されている業務について教えてください。
現在、運転士見習いとして、ベテランの運転士の方々から運転技術やお客様への対応について日々学んでいます。
2024年6月に運転免許を取得し、7月から本格的に実務を開始しました。
秋の独り立ちを目指し、さまざまな運転士の方々から多角的なアドバイスをいただき、日々成長を実感しています。
運転士の仕事は、早朝や深夜の勤務など、生活リズムが大きく変化するため、最初は戸惑うこともありました。
しかし、周囲のサポートのおかげで、徐々に慣れてきました。
――試験はやはり大変でしたか。
はい、運転士になるための試験は本当に難しかったですね。学科試験は、膨大な量の知識を暗記するだけでなく、
複雑な計算問題も含まれていて、特に計算が苦手な私にとっては大きな壁でした。
また技能試験は、さらに厳しいものでした。発車前に確認する項目は100項目以上あり、限られた時間内に全てを正確にこなす必要があります。少しでも時間がオーバーすると不合格になってしまうため、日々反復練習を重ねました。
また、緊急時の対応など、運転士として求められるあらゆる能力が試されます。周囲の運転士の方々にたくさんご指導をいただき、何とか試験に合格できました。
合格の知らせを社長に報告した際、固い握手を交わしながら温かい言葉を掛けていただき、これまでの努力が報われたと感じました。人生の中で最も達成感を味わった瞬間です。
地元を離れて新たな一歩、先輩社員のサポートが力に!
――高校卒業後、新卒で入社されたと思いますが、入社前はやはり不安はありましたか。
もちろん不安はありました。東京都出身の私にとって、地元を離れ、一人暮らしをしながら新たな生活を始めることは大きな挑戦でした。入社当初は、住んでいる場所周辺の環境もよくわからず、週末は積極的に外出をして、生活圏を広げていきましたね。
会社からは、住居探しから始まり、仕事に慣れるまでの間、温かいサポートをしてもらいました。先輩社員の方々に「大丈夫?」「ちゃんとやれてる?」などと声をかけていただき、心強く感じていましたね。仕事に慣れることと同時に、一人暮らしにも慣れていき、今では充実した日々を送っています。
運転業務だけじゃない!多様な業務に携われるいすみ鉄道の働き方
――入社してみてギャップを感じたことはありましたか。
鉄道学校で学んだ知識をもとに、いすみ鉄道での仕事のイメージを膨らませていましたが、実際に入社してみると、想像していた業務内容とは大きく異なる部分がありました。
いすみ鉄道では、運転業務だけでなく、車両整備、窓口業務、観光案内など、多岐にわたる業務を担当します。毎日同じ業務を繰り返すのではなく、その日の状況に合わせて、さまざまな業務をこなしていくことに驚きました。また、人員が限られているため、状況に応じて、幅広く他部署のサポートをすることも多くあります。これは、小規模な鉄道会社ならではの働き方だと感じています。
また、入社当初は、社員の皆さんが私よりずっと先輩で、年齢層が高いことに戸惑いを覚えました。世代間のギャップや、社風になじめるかという不安もありました。しかし、2022年頃から、若手社員が増えてきたことで、社内の雰囲気も変化してきていると感じています。
鉄道会社だからこその責任と緊張感
――これまで大変だったことや、ミスをしてしまった経験があれば教えてください。
鉄道の仕事は、お客様の安全に関わる仕事ですので、一つひとつの業務に責任と緊張感を持って取り組む必要があります。
例えば、車両検査では、車両の状態を隅々まで確認するため、視覚や聴覚を使い、指差し確認を行いながら、一つひとつ丁寧に点検を行います。窓口業務では、乗車券の販売や沿線の案内など、お客様と接する際に何よりも適切な判断が求められます。入社当初は対処に時間がかかり、周囲の方々にご迷惑をおかけすることもありましたが、その経験を経て、より慎重に業務に取り組むようになりました。現在では、運転業務においても、安全を最優先に、一つひとつの手順を確実に遂行することを心がけています。
夢を叶え憧れの運転士に、技術向上を目指し日々成長中!
――仕事のやりがいや、成長を感じたこと、達成感を味わった出来事を教えてください。
運転士の免許を取得し、実際に列車を運転できるようになった時は、これまでの努力が実り、大きな達成感を感じました。鉄道の運転士という仕事に憧れてこの会社に入社したため、夢が叶った喜びはひとしおでしたね。
現在は、運転技術やお客様への対応など、運転士として必要なスキルを日々学んでいます。まだまだ未熟な点も多く、速度超過やブレーキ操作のタイミングなど、改善すべき点もたくさんあるんです。また、ローカル線ならではの状況として、線路内に人が立ち入ってしまった際の対応など、予期せぬ事態に直面することもあります。これらの経験を通し、より安全で円滑な運行に貢献できるよう、日々学んでいきたいです。
自分のアイデアが形になる!やりがいのある職場環境
――松木さんが感じるいすみ鉄道で働く上での魅力について教えてください。
いすみ鉄道で働く上での魅力は、何と言っても風通しの良い社風にあると思います。
「会社のためにこんなことをやってみたい」というアイデアがあれば、積極的に提案できる環境が整っています。社員一人ひとりが自由に意見を交換し、新しいことに挑戦できるところが魅力です。実現できるかどうかは別として、「こんな企画があったら面白いのではないか」「これをやってみたい」といったアイデアを、気軽に発言できる雰囲気があります。
また、シフト制を採用しているため、プライベートの予定も立てやすく、ワークライフバランスを保ちながら働けます。混雑期を避けて旅行に行ったり、趣味の時間にあてたりするなど、プライベートも充実させられます。
後輩の成長をサポートする、頼れる先輩になりたい

――今後の目標を教えてください。
今後の目標としては、後輩社員の成長をサポートできるような存在になりたいと考えています。運転士を目指していすみ鉄道へ入社を希望する方が増えていくと思うので、そうした方々が活躍できるよう積極的にサポートしたいです。
私が入社した当初、年齢の離れた方々との仕事に戸惑った経験があります。そのため、後輩の方々には、仕事に関するスキルはもちろん、社内の雰囲気に慣れるためのアドバイスなども行い、安心して仕事に取り組める環境づくりに貢献したいと考えています!
いすみ鉄道はさまざまなことに挑戦しながら成長できる環境です!
――これから応募を検討している方へのメッセージをお願いします。
いすみ鉄道は、自分の考えを積極的に発信し、新しいことに挑戦したいという意欲のある方にとって、魅力的な職場だと思います。鉄道の運行業務という枠にとらわれず、さまざまな業務に携わる機会があり、自身の可能性を広げられます。
例えば、私はポスター作成の経験はありませんでしたが、新しいグッズのポスター制作を任された際、積極的に挑戦しました。自分の作ったポスターが駅に掲示されているのを見た時は、大きな達成感を感じました。
これから入社される方々には、ぜひ積極的にさまざまなことに挑戦してほしいと思います。年齢に関係なく、楽しみながら新しいことに取り組む意欲があれば、大きな成長を遂げられる環境です。先輩社員も、皆さんの成長をサポートしますので、安心してご応募ください。




